自家用車に他の車からこすられた跡があり、ちょっと凹んでいる調たかしです。車はそんなに凹んでいませんでした。白いマイカーの左後ろのタイヤ付近に、赤い車の塗料が着いていました…。
さて、今日は朝刊に掲載された記事について所見を書かせて頂きたいと思います。
話題にしたいのは今朝の西日本新聞の朝刊です。
記事の概略ですが、
①開設から50年が経つ南区の長住中央公園の改修に関連して、園内にあるソフトボール専用球場を廃止するとした地元請願と、存続させるとした競技団体の請願が去る2月3日に審査された
②自由民主党福岡市議団の所属議員が2つの請願に分かれて紹介議員になった
③同市議団が党議拘束をかけて球場を残す請願への賛成を決めたため、球場を廃止する請願の紹介議員が結果として「いない」、恐らく前例のない請願審査となった
④球場を残す競技団体の請願が採択され、廃止する地元案は不採択となった
ということが書いてありました。事実関係は記事にある通りです。
私は球場を存続させるべきであるとの競技団体側の請願の紹介議員の1人でしたが、事情を詳しく知らない方がこの記事を読んだだけではことの真相が十分に伝わらないと思ったので、補足をさせて頂きたいと思います。
ソフトボールは年齢を問わず、老若男女が気軽に楽しめる生涯スポーツの代表格です。長住中央公園のソフトボール専用球場は、「福岡市公共施設案内・予約システム(コミネット)」を通じて、周辺住民のみならず広く市民が利用ができる貴重な球場(市民の財産)です。古くなった公園施設のリニューアルについては、近隣住民の皆さんの意向が当然に最優先されるべきですが、その中でも今回問題になったソフトボール球場の部分の取り扱いについては極めて慎重でなければならない、広く利用者である市民の意見を聞いた上で、判断を下さなければならないものだと考えます。
↑コミネットの長住中央公園ソフトボール球場のページ
一方で市が地元住民を対象に開いたワークショップには球場の利用者団体側の住民も参加していましたが、記事にもはっきり書いてある通りワークショップ後に利用者団体側は「『オブザーバーとしての参加で、意見を言う機会を十分に与えられなかった』と主張」しています。
「広く利用者である市民の意見を聞くべき貴重な球場の存廃を決めるワークショップにも関わらず、参加できた利用者は極めて限定されている上に、参加した利用者団体側の住民すら議論の経過に納得していないようでは、性急に球場廃止の結論は出せない」というのが会派としての判断だと私は理解しています。そして、ワークショップの案の通り早急に工事にかかりたい意向を示していた当局に一旦ストップをかけるためにも、利用者団体側の請願だけを採択せざるを得なかったというのが、ことの真相です。
以上のようなやむを得ない判断こそ、私たち議員の立場からは最も知って頂きたい情報なので、補足させて頂きました。
一方で近隣住民の皆さんにとってのソフトボール球場は、平日の昼間などはほとんど鍵がかかっていて、休みの日には早朝から騒音が出ることもあるだけに、「迷惑施設」と映りかねないことは誰も否定できません。
だからこそ、なんとか周辺地域の意向と、貴重な球場が共存できる方向を模索しなければならないというのが、今回、自由民主党福岡市議団が導き出した結論だということを、あくまで私見ではありますが重ねて今朝の新聞記事への補足として明記したいと思います。