選挙戦の疲れも癒えて、体調万全になりました、調たかしです。

先の選挙期間中には、私の地元の支援者の皆さまをはじめ大変多くの方々にご迷惑をおかけしたので、お礼のご挨拶に回らせて頂いています。

こうした中でやはり聞かれるのは、政権運営に対するご不安や不満、とりわけ安倍首相に対しての厳しいご意見です。もちろん、安倍政権をご支持頂き、今回の与党の圧勝を歓迎しておられる声も多く伺っています。

以下のことは私の肌感覚で書かせて頂きますが、外交や安全保障の分野に関心をお持ちの方は、「安倍さんはよくやっている」という評価がかなり多いです。私もこの点は極めて同感なので、ついつい長話になってしまいます。

一方で、主婦層の評価は厳しいものが多く、森友・加計学園の問題によるイメージダウンには、かなり根強いものがあると感じています。「自民党はいいけど安倍さんは・・・」という声は、今回の総選挙を戦った候補者がそれぞれ大なり小なり耳にした有権者の声だったと思います。

北朝鮮が度々、我が国の領土を飛び越えてミサイルを飛ばすなど、安全保障上きわめて異常な事態が常態化しつつある中で、国民の生命と財産を守る政治の最大の役割を十分に果たせるのは、安定政権であろうと思います。今回の結果はその意味において、よかったと私は思っています。

しかしながら、政権運営そのものに対しては厳しい声があるということを、地方議員の立場から政権を支える者の一員として、しっかり認識しておかなければなりません。選挙後、閣僚からも「謙虚に」「真摯に」という発言が相次いでいるようですが、私たち地方組織の一員にも、かくあれというメッセージではないでしょうか。浮かれていられる状況ではありません。古人曰く、「勝って兜の緒を締めよ」と。