ふと気が付けば月末が近づいていました、調たかしです。
新しい年が始まったと思ったら、あっという間に1か月が終わろうとしています。
一日一日を、大切にしないといけないなぁと、しみじみ思います。

さて、年末年始の各種新年行事も少し落ち着いてきた今日この頃です。
先週は災害への備えに関連する視察と地域行事で、いざというときに
役に立ちそうな学びの機会があったので、ご報告したいと思います。

一つは、「マンホールトイレ」です。
去る1月17日に自由民主党福岡市議団の有志議員で、
佐賀県の日之出水道機器佐賀工場と九州積水工業を視察し
道路冠水防止に向けた新しい側溝蓋の性能、
下水の大増水時に飛散しないマンホールの性能と併せて
災害時にマンホールを開けてはめこむだけで利用できる
簡易的なトイレの仕組みについて調査してきました。

 

 

 

 

 

 

マンホールトイレの仕組み自体はもちろん知ってはいましたが
水洗用の水として学校のプールに溜められた水を想定し
衛生面にも配慮しつつ非常に簡単に操作できることを
実物を見て初めて知りました。

 

 

 

 

 

 

災害時の避難所運営においてもトイレの確保は避けては通れない課題ですし
疫病等の予防の観点からも、衛生面での配慮は不可欠です。
平常時はかさばらずに保管ができ、いざ使用するときには女性の腕力でも
十分に水洗の操作ができる仕組みを見るにつけ
福岡市でもこれは積極的に備蓄をすべきであるという確信を持ちました。

続いては、私が住んでいる金山校区の防災訓練から。
今月20日に各町内の役員さんたちが集まって
避難所の設営に関する研修を受けたのですが、
その際に消防の方から教えてもらったご飯の炊き方が
「へぇ~!?」という感じでした。

紙コップの8割の分量でお米をはかります。
この際、無洗米でないにしても、洗いません。

 

 

 

 

 

 

ビニール袋にお米を入れたら、紙コップ1杯の水を袋に入れます。

 

 

 

 

 

 

袋の口を縛って、鍋に沸かしたお湯の中に入れます。
このとき、割り箸に名前を書いて、鍋のふちに引っ掛けると
どれが誰のご飯なのかが分かります。

 

 

 

 

 

 

 

 

30分ほどそのままにしておいたら、ご飯が炊けました。

決して家の炊飯器で炊くほど美味しいとは言いません。
でも、十分に食べられます。こんな炊き方があるんだと、
感心してしまいました。みなさんはご存知でしたか?

 

 

 

 

 

 

この研修で、消防の方からは「災害があったときに大事なのは、
発災から15分間の生存だ」というお話がありました。

15分生きている方は大抵大丈夫だという趣旨でした。
自助・共助・公助といますが、やはり「自分の身は自分で守る」という
心構えが大事なのだと思います。

新しいご飯の炊き方を習ったことで、「自助力」がちょっとだけ
上がったかも?などと思った次第です。