例年体が締まるこの時期に弛んできました調たかしです。今年は昨日少しだけ事務所のご近所の餅つきにお邪魔しただけで、シーズンが終わってしまおうとしています。
毎年は餅つきよりもむしろ楽しみにしている直会も、今年は泣く泣くご辞退。世間では5人ならよくて6人以上が叩かれるという変な風潮があるようです。いよいよこの年末になって少しおかしなことになってきた気がするのですが…。
さて、今日はついにというか、大ヒット中の鬼滅の刃の劇場版が、とうとう我が国の映画の興収で「千と千尋の神隠し」を抜いて歴代一位になったという報道に触れ、所見を。写真は朝日新聞デジタルです。
「鬼滅」は私も劇場に行きましたし、随分と泣かせてもらったのですが、千と千尋が「どストライク」だった世代(公開当時、大学生)としては、実は何か微妙だよなと思うのが正直なところでして。
「千と千尋」は、これまでの人生を通じてたった1作、劇場で2回観た映画でした。中身の色々は言っちゃいけないと思いますが、まさに不朽の名作だと思います。
今回の「鬼滅」は確かによかった。でも、そんなに色々と考えさせられる場面があったのかというと、実はそうでもないのです。今回、子どもさんたちを連れて劇場に足を運んだ世代の皆さん、私と同年代の皆さんには、何となく私の言いたいことがわかってもらえるはずです。恐らく。
さまざまな記録は塗り替えられるためにあるのだし、それが人類の進歩の証だと思ってはいますが、今さらながら青春の頃の思い出というものには特別な輝きがあって、いつまでも一番であって欲しいという我欲があることに、ふと気付かされた出来事でした。
しかしねぇ、まさかここまでとは…。