今朝から福岡発の残念なニュースが全国に広がっています。

博多駅前通りの地下鉄七隈線延伸工事現場で
大規模な道路の崩落が起きました。

隣接するビルの基礎の一部が露出するほどに
大量の土砂が削られた様子からわかる通りの一大事ですが
工事関係者だけでなく車両や歩行者が巻き込まれなかったのは
水があふれた段階で工事関係者が地上に飛び出し
現場付近の通行を遮断したからだと聞き及びました。

アスファルトが崩れたのはわずか5分たらず後だったようです。

なぜ、こんなに大きな崩落が起きたのかは正直分かりません。
ただ、現段階までに人命が失われる最悪の事態を避けられたことについては
関係者の的確な判断に敬意を表したいと思います。

ところでこの現場については、事故前日(11月7日)の午後2時頃から
はかた駅前通りの地下坑道に入って工事の視察をしていました。

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写真の左側が連絡坑、重機のある場所から先が崩落した箇所です。
前日午後の段階ではもちろん何の異常もなく(だからこそ素人の私が現場に入れたのですが…)
引き締まった空気の中で整然と工事が続けられていました。

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上はもう少し離れた場所からの写真です。

このエリアは地上から30m近くもぐった場所です。
地上への逃げ道は4~5人が乗れる鈍行のエレベーターをのぞけば細い階段が一本だけ。
そんな現場で大量の水があふれ出す恐怖はいかほどだったろうかと思います。

周辺のビルには大小様々の企業が入居しており
経済活動には大変な影響が出ています。
一刻も早い復旧に向けて関係者が奮励努力されることを願うものです。

とにもかくにも現場を埋め戻して早急にライフラインを復旧するのが先決。
その後、事故原因の調査を経て、工法の変更等も含めて
国から再度許可を得る必要が出てくるかと思います。
平成32年(2020年)度中を予定していた七隈線の延伸部分の開業予定が
影響を受けることは避けられそうもありません。

今後の影響を最小限にとどめることができるよう、
議会の側も当局と連携を密に取っていく必要があると思っています。