年末恒例の餅つきマシーン化しています、調たかしです。
きょうは、私のふるさと梅林のまちで地域のみなさんと取り組んできた
ふるさとの「シンボルマークづくり」が大きく前進しました。

「梅林という地名なのに、梅がないよね・・・」
「まちのシンボルとして、たくさん植えたいよね・・・」

そんな素朴なやり取りから始まり、
音頭を取って下さる方を中心に活動の輪が広がり、
この春には梅林のまちを梅いっぱいにすることを目的に活動する
「梅香るまち梅林推進プロジェクト」が設立され
月に一度、会合をもってきました。

活動の第一歩として目をつけた場所は、地下鉄七隈線梅林駅近くの外環状線沿いの植樹帯。
梅いっぱいのまちづくりを息の長い活動にしていくためにも、交通量も多く目立つ場所で
スタートを切るべきだというのは、当初から皆さんの意見が一致するところでした。

私はこれまでプロジェクトの一員として、道路を管理する国交省の出先機関との交渉や
行政の補助金の活用に向けた調整などを担当してきました。

梅の植生を詳しく調査されたり、できるだけ大きくて丈夫な苗木を求めて
東奔西走されたメンバーもいらっしゃいます。とにかく色んな方々の
色んな努力が結実し、きょう、植樹のときを迎えたのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

作業は穴掘りから。メンバーの方が12月4日に仮掘りしていた場所に
幅60センチ、深さ40センチの穴を8つ。

 

 

 

 

 

 

いい頃合いに、田主丸の造園業者さんが20年手塩にかけて育ててこられた
8本の苗木(もはや成木ですが)が搬入されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

見ての通りですが、枝垂れ(しだれ)梅です。
街路樹としては間違いなく「異例」です。

私はこの辺りで一旦中座し、地元の餅つき2件を回ってバシバシと餅をつきました。

約2時間半、離れている間に、植樹の作業は着々と進み
作業開始から5時間でちょっとした枝垂れ梅の並木が完成しました。

 

 

 

 

 

 

この場所は、私の母校である梅林中学校のすぐ南側になるのですが、
今後は中学校の生徒たちも一緒にふるさとのまちを梅いっぱいにしていって
くれればというプロジェクトの皆さんの思いもあって
1本の枝垂れ梅は生徒さんたちが植樹しました。

 

 

 

 

 

 

通りがかった地域の方々が、「花が咲くのが楽しみだ」と口々に言って下さるのを聞き
非常に感慨深いものがありました。
ふるさとのシンボルづくりの出だしは好調といってよいでしょう。
早朝からご協力頂いたメンバーの皆さん、大変ご苦労様でした!

 

 

 

 

 

この枝垂れ梅の並木は、早ければ来年の2月に最初の花をつけます。
植え替えたばかりなので、花は小さく少ない見通しですが、再来年以降が
本当に楽しみです。

プロジェクトの代表として、献身的に会の活動を支えて頂いた2丁目の吉田さん、
会の目的に賛同し、異例の街路樹の実現に向けて多大なるお骨折りを頂いた
福岡国道事務所西維持出張所の皆さん、
補助金の活用で懇切丁寧に相談に乗って下さった城南区役所の皆さんに
心から感謝の意を表したいと思います。

ちなみに・・・枝垂れ梅は自然豊かな田主丸の地で育ってきたものなので
車の往来が多く排気ガスにさらされる今回の場所に馴染んでくれるのか
実はみんなでちょっとだけハラハラしています。
次の春は、祈る気持ちで待つことになりそうです。