二日連続の朝帰り、調たかしです。
決して遊んでいたわけではありません。ただ議会が長引いて、帰宅できなかっただけです…。

福岡空港の民間委託に絡み、新たな運営会社への出資を市当局に求めてきた政策論争は、今日の未明の本会議で再議の結果、条例案の否決、廃案で幕を閉じました。

最終的な採決結果は「賛成41・反対21」でした。あと1人の賛成が得られれば可決できるところでしたが、再議は3分の2以上の賛成が必要なだけに、やはり高いハードルだったと言うしかありません。

今回、私自身の2期目の任期で初めて、市長・当局とガチンコの政策論争だったのですが、振り返ってみて苦しかったと思うのは、発信力の圧倒的な差です。

私たちがいくら地道な調査やヒアリング等をもとに理論展開をしてみても、何かのタイミングで市長が発する一言の方が格段にメディアの扱いが大きいことにより、忸怩(じくじ)たる思いをすることが何度もありました。

私自身、空港運営への出資については、かつて世論を二分した「こども病院の移転問題」以上に、多くの市民に利害関係がある課題ととらえて、全力を挙げて取り組んできました。しかし、事の重大性を最後まで広く市民の皆さまに十分に伝えることができませんでした。力不足が悔やまれます…。

出資による関与ができなくなったことは大変残念ですが、市民生活に不利益が及ぶことがないように、引き続き何らかの次善の策を模索して提案していくことが、職責を全うするということなのではないかと思っています。

条例案を提出した私たち自由民主党福岡市議団と、党派の枠を超えた議会の同志たちの取り組みに期待し、応援してくださった全ての皆さまに、心からのお詫びと、心からの感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

とりあえずは、起き出してきた娘たちと入れ替わりに今からちょっと寝て、目が覚めたらまた、気持ちを新たに頑張ります!