関西弁への順応力が高いかもしれません、調たかしです。
一昨日から今日までの3日間、大阪市にお邪魔しています。全国的にも注目を集めているように、ここでは市を廃止し4つの特別行政区に分けることの是非を問う住民投票が行われています。私は自民党の政令市議連の要請を受けて、会派の仲間とともに「反対」の投票を呼びかける活動に従事しています。
大阪市の将来は大阪の有権者の皆さまが決めることです。しかしながら、大阪市は全国20の政令市において言うまでもなくリーダー格であり、これまで自民党の政令市議連における国への要望活動(例えば政令市の権限や財源を更に強化すべきといったこと)でも、常に議論をリードしてこられたことは紛れもない事実です。
その大阪市が政令市の地位を捨て、東京都の23区のような特別行政区へと分割・格下げされることは、私たち他の19政令市全体にとっても大変な痛手になります。横浜、京都、神戸、名古屋、川崎など、他の政令市からも続々と自民党所属の議員が大阪市に入り、「何としても思いとどまって頂きたい」という訴えに連日力を込めています。
報道によれば住民投票の賛否は拮抗しているようです。私が従事している反対派の活動の側から見れば、追い上げているという状況のようです。大阪は「おもろい」か「おもろない」かという、一見政治とは関係のないような概念が大きく民意を左右するまちという印象を持っていましたが、今回このまちで政治活動に関わってみる中で、改めてここが日本の笑いの文化の中心であり、まち全体がクリエイティブな発想に溢れているということを実感しました。
大阪市の名前が地図から消えることは、どう考えても寂しすぎる。そんなセンチメントを1人でも多くの市民の皆さまと共有できるように、今日も活動をしたいと思います。