2日前から連投で書かせて頂いた国と市の「支援の重なり」についてですが、きょうの午後3時頃に市の担当者から詳細な説明を受けた結果、「重ならない部分が大いにある」ということが理解できましたので、訂正の意味も含めて投稿します。
まず、国の持続化補助金について、私に大きな見落としがあったのですが、対象になるのが「小規模事業者」限定であるということでした。業種や業態は問わないので非常に幅広いのですが、宿泊・娯楽業については従業員が20名以下の事業者、商業・サービス業については従業員が5名以下の事業者に限られます。
一方で福岡市の支援対象は「来店型の店舗、施設を有する」「中小企業者、または個人事業主」であり、対象となる事業形態はかなり絞られますが、サービス業では従業員100人以下で資本金が5千万円以下、小売業では従業員50人以下で資本金が5千万円以下と、中規模の企業も支援の範囲に入ります。
市の担当者において、経済センサスの数値などを参照して国支援、市の支援の対象事業者数を推計したようで、市内事業者のうち国支援の範囲が4万6千あまり、市の支援の範囲が約4万であり、もちろん重なる部分はあるのですが、支援を広げようとするベクトルの向きは必ずしも同一方向ではなく、「国の支援対象に市の支援対象がすっぽりと含まれてしまう」という懸念は全く外れていました。勉強不足を恥じます。
ただ、私が問題を提起した時点で、市の担当者から「その心配はないよ」と即答がもらえなかったのは頂けませんでした。事実、昨日以降に国の所管省庁とかなりのやり取りがあったとのことです。予算額17億円の事業です。事業費が多額でもあるし、この緊急時において取り組む事業は、確実に市民や事業者の手元に届かなければならないのですから、国や県の事業との重なりがないか、ムダがないかは議会から必ずチェックが入ります。議案送付の2日前に即答できないのは、頂けません。
とは言いながら、議案が確定する直前のタイミングで私も慌ててしまい、会派の上層部はもちろん、市の職員さんたちを慌てさせてしまったことは、反省します。ごめんなさい。でも、市議会議員としての職務に忠実であろうとした結果だという言い訳だけは、胸を張ってさせて頂きます。
「予算の組換えを頑張れ」などと発信した昨日の投稿、たった1日しか経ってない今読んで、既に非常に恥ずかしいです。なんか、夜中に書いたラブレターのごたる。でも、削除はせずに残します。
このブログは市民の皆さまに私の活動についてお知らせをすることを主たる目的としていますが、【これが「たかし」の生きる道】というタイトルにもしている通り、議会人、政治に携わる者としての自分の生きざまを、日々の喜怒哀楽、間違いや失敗談も含めて、記録していこうと思っています。ご了承下さい。