昨日から今朝にかけての新聞とテレビのニュースで、11月20日投開票予定の福岡市長選挙に、福岡市議会議員で福岡市民クラブ(立憲民主・社民・無所属議員などが所属)代表の田中慎介市議が立候補予定であることが報じられました。

彼とは個人的に、高校3年生のときからの長くて濃い交友関係があるのですが、いつかは市長選挙に挑戦したいと話しているのを何度も聞いていました。さぞ勇気が要る決断だったことでしょう。友人の1人として敬意を表したいと思います。

市長選の投票がおよそ2ヶ月後に迫る中、私の知る限りでこれまでに名乗りをあげたのは、諸派から国政に挑戦したことがある男性と、田中市議の2人です。そして当面の最大の焦点となるのは、10月11日まで開かれる9月議会後に進退を明らかにすると言われる現職の高島宗一郎市長が、4選に出馬するか否かになると思います。

誰と誰が、何人で争うのかもわからない今の段階では、これから何が争点になっていくのかは分かりません。ただ、複数の選択肢が市民に示されることになれば、前回は史上最低となった投票率も恐らくは上がり、より多くの民意で福岡市の舵取り役が選ばれることになるでしょうから、そのことは歓迎すべきです。

他方、私の認識するところによれば田中市議が所属する福岡市民クラブはこれまで、「空港出資論争」や「ロープウェイ構想」関連など一部を除いては、基本的に市長提案の議案には賛成の立場を取ってきました。それゆえに、今後、仮に現市政と違った方向性を打ち出そうとするのであれば、批判一辺倒の戦いを展開することも難しいのではないかと思います。

現段階では決まってないことばかりで、「たられば」ばかりの投稿になりましたが、建設的な政策論争が盛んに繰り広げられる2ヶ月間になることを期待したいと思います。