3年ぶりに季節性インフルエンザの流行の兆しがみられる中、令和4年の暮れを迎えました。過去2年間心配されながらも起きなかったコロナとのダブル流行が現実になりましたが、飲食業界はコロナ禍前の9割程度まで客が戻ったという声もあるようで、この感染症と息の長い付き合いをしていく社会になったことを実感させられます。

今年、世界中で最も多くの人々が心を痛めたのはウクライナでの戦禍でしょう。今も氷点下の寒空の下で睨み合いが続いていることを思うと、いたたまれない気持ちになります。ロシアが1日も早く武力による現状変更の試みを放棄し、両軍の兵たちが家族のもとに帰ることを祈るばかりです。

参院選の佳境に放たれた凶弾は、日本の国民に大きな衝撃を与えました。その後に続く様々な混乱を見ても、憲政史上最長の在任期間を誇る大宰相の死は、今も国全体に暗い影を落としています。

京都で毎年揮毫(きごう)される「今年を象徴する漢字」は「戦」でした。来年は、戦いや諍(いさか)いばかりじゃない穏やかな一年であってほしいと願いますが、収まる気配のない物価高から家計を防衛する戦いは続きそうですし、私ごとを申せば4月の統一地方選挙では改選が控えています。昨年11月には自由民主党から公認を頂きました。残すところおよそ100日。年明けからは本格的に、4期目の挑戦に向けて準備を進めようと思います。

今年、このブログに書いたことを振り返ると、ウクライナでの戦禍や国際的なサプライチェーンの混乱、コロナ禍、安倍晋三元首相が亡くなった事件、統一教会問題など、大半がそのときどきの時事について私見を発信してきました。発信力の乏しい微弱な電波ではありますが、定期的に読んでくださっている方もいらっしゃるので、来年もマイペースで続けていこうと思います。

この後は、除夜の鐘を聞きながら地元の神社に立ち、恒例の新年のご挨拶をします。今年最後のブログ更新にあたり、1年間お世話になった全ての方々とご家族・ご親戚、そして全ての市民の皆さまが、健やかで希望に満ちた新年を迎えられることを心より祈念申し上げます。

来年の漢字が「喜」とか「慶」といった、めでたいものになりますよう…。

福岡市議会議員 調 崇史