みなさん、こんばんは。
餅つき大好き、調たかしです。
去る12月15日、私自身2回目となる一般質問で
登壇させていただきました。
質問項目は3つです。
①単身の生活保護受給者の孤独死問題について
②アジア向けの観光施策と文化財の活用について
③入札における優遇制度について
きょうは、②の文化財の活用について、ご報告したいと思います。
まずは、質問翌日、12月16日の新聞記事の写真です↓
私が②のテーマで質問をしたところ
西日本新聞さんが翌日の地域面に掲載してくれました。
質問の概要を端的にいうならば、
鴻矑館は対アジアの関係でも非常に重要な史跡なので
早く観光資源としての活用をして頂きたい、ということでした。
鴻矑館は、福岡が全国に誇る文化財です。
奈良、飛鳥、平安の各時代において
我が国を訪れる外交使節、通商施設が
最初に歓待を受けたところが鴻矑館でした。
対アジアの関係で、これほどに
「おもてなし文化」を象徴するものはありません。
福岡が我が国2000年の歴史の中で
常に大陸との玄関口であったことを
鴻矑館は裏付けています。
ですが、アジア向けの観光施策に十分に
活かしきれていないことはもちろん、
市民の間での知名度も低すぎるといわざるを得ません。
そこで、今回の質問になったわけです。
平成26年に発掘調査が完了する予定ですが
その後の整備計画を平成26年から策定するのでは遅いんじゃないか?ということについて
疑問を投げかけたところ、写真にあるような前向きな答弁を得ることができました。
皆さんもご存じの通り、福岡には昨今、クルーズ客船などで大勢の観光客が
中国、韓国などから訪れています。
しかし、福岡での目的はショッピングが中心で、
福岡で食事をし、福岡で宿泊するというところまでの
波及効果を生むことができていません。
その一つの大きな要因が、「観光スポットがない」ことです。
福岡市は今、アジアの観光客に向けて、
「食」や「文化体験」、「ショッピング」を押していますが、
多くの観光客は福岡で買い物をして、ご飯を食べたら
他の観光地にいって宿泊しているのが現状です。
だからこそ、福岡にも「ここダ!」という観光スポットが
必要だと思うのです。
観光客誘致に関する福岡市の大方針は
「全市を挙げてのおもてなし」です。
私は鴻矑館を再現することが、福岡に太古の時代から根付く
おもてなし文化にスポットライトをあてることに他ならないと思っています。
政治信条的に、開発をすれば市民は幸せ・・・という時代は
とっくに終わったと思っていますが、
鴻矑館の早期整備だけは、次の世代のためにも
是非、実現しなければならないと思っています。
皆さまのご理解と、後押しを心よりお願い申し上げます。