こんばんは。
今日は七隈でご飯を食べました調たかしです。
今月20日から、来月の27日まで
2月議会と予算議会が開かれています。
昨日、今日は2月補正予算と報告事項について委員会審議が行われましたが、その中で気になった点についてご報告します。
私の所属委員会が所管する保健福祉局の関連で1番大きな補正は生活保護費で、受給者の見込み増から20億円を超える増額補正をする内容でした。
これにより、本年度の保護費は今回の補正も合わせて750億円を超え、一般会計の当初予算のほぼ1割を占める額になりました。
特筆すべきは、今回の補正=保護費の不足分の財源に臨時財政対策債、つまり借金が充てられることです。(これについては先輩議員が所属する他の委員会で説明があったそうです)私は日頃から、地域の年金暮らしの先輩方から年金よりも条件のいい生活保護の現状について「おかしいんじゃないか」というご意見を沢山頂いています。
私は今まで2回、一般質問に立ちましたが、ともに生活保護に関連する話題を取りあげて、必ず質問の終わりには保護費と国民年金の不均衡について、市のレベルでできる是正の努力(例えば不正受給への厳しい対応)を求めてきました。
生活保護が憲法で保障される生存権を守る最後のセーフティネットであり、重要な制度であることは理解しています。しかし、およそ3万1千世帯の受給者のために、市の一般財源の1割が使われ、更に借金をしなければならない事態が正常でないことは誰の目にも明らかです。
もちろん市でもこの状況をただ傍観している訳ではなく、仕事に就けないために生活保護に頼らざるを得ない受給者の就労を支援するなど、状況の改善に力を入れています。しかし経済情勢も悪く失業率が高止まりする中で、結果はそう簡単には出ません。
こうした現状は多くの市民に知って頂く必要があると思います。本市の保護行政が危険水域に達しつつあることに対して、全市を挙げた議論が必要な時期に達していると思うのです。
この問題は引き続き、最大の関心をもって取り組みたいと思います。「こんなやり方があるんじゃないか」などのご意見等ありましたら、是非ともお聞かせ下さい。