6月議会も元気に頑張りました、調たかしです!

6月30日(月)に閉会した定例議会では
一般質問に登壇しました。

待機児童について、カワイイ区についての
2項目の質問をしましたが、きょうはカワイイ区についての
ご報告をしたいと思います。

タイトルに書いた通り、カワイイ区は即刻廃止すべきだと思っています。

まず簡単にこれまでの経緯をおさらいしますが、
カワイイ区は高島市長の肝いりの事業として
2年前に初代区長にタレントを起用して始まりました。

これまでに毎年1000万円以上の税金をつぎ込んでいますが、
「男女差別を助長する」といった厳しい批判を市民から受けて
初代区長が退任し、昨年の夏まで半年あまり区長が空席になっていました。

私はその時点で事業をやめるべきだと思っていましたが
高島市長は引っ込みがつかなかったのか、更に税金をつぎ込んで
2代目の区長に外国人の女性タレントを起用。
この事業は一体誰のためにやっているのか分かりませんが、今も続いています。

今回の質問で明らかにしたカワイイ区の現状は、次の通りです。

①市はカワイイ区長への報酬(原資は税金)を把握していない
②カワイイ区長のイベント等への出演調整は、依頼側とカワイイ区長の所属事務所に任せっきり
③市が主催するイベントでも、カワイイ区長はギャラを払わないと出てこない
④事業は外資系広告代理店に丸投げになっており、市長以下、役所が十分に汗をかいていない
⑤登録区民数は日々減少しており、特別住民票(1通300円)も需要がガタ落ちしている

もうやめた方がいいと、普通の感覚を持つ方なら誰もが思うでしょう。

私は今回の質問で、かなり厳しい言葉で高島市長に廃止の決断を促しました。
しかし、答弁は「カワイイ区は企業による活用という新し段階に入っている」などという聞かされた側が赤面するような内容でした。

確かに、カワイイ区の関連商品を売り出した企業などもあるようですが、
どの企業にとっても「カワイイ区がなければ困る」といった程までには
必要とされていないはずです。質問にあたってのヒアリングでも、そんな事実は出ませんでした。

今回の質問(6月25日本会議)は、翌日の毎日新聞の朝刊に取り上げられました。
7月1日現在で「カワイイ区」とgoogle検索すると、関連ニュースのトップに
カワイイ区事業は即刻廃止すべきと訴える私の質問の記事が出ます。
私は大きな戦果であったと思っています。

このブログを読んで下さる皆さまに、自信を持って報告しますが
カワイイ区事業が素晴らしいとか、有意義だと心から思っている議員は
多分数える程もいないと思います。その位の良識は、当然、福岡市議会にはあるのです。
市長を支える立場で仕方なく素晴らしいと言っている議員はいると思いますが・・・。

市民が必要としない施策、市民生活に関係のない施策は打ってはいけません。
カワイイ区は一刻も早い廃止に向けて、今後も主張を続けて行きたいと思います。

※質問の様子はYou Tube の福岡市議会のチャンネルでご覧頂けます。